第56回日本胆道学会学術集会[The 56th Annual Meeting of the Japan Biliary Association]

会長挨拶

植木 敏晴

第56回日本胆道学会学術集会

植木 敏晴

(福岡大学筑紫病院 消化器内科 教授)

日本胆道学会会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、この度、第56回日本胆道学会学術集会の会長を仰せつかることとなり、2020年10月1日(木)、2日(金)に福岡県福岡市(アクロス福岡)において開催する運びとなりました。
福岡市での開催は、1969年に胆道疾患研究会(永光慎吾会長)が開催されて以来、51年ぶりです。このうえない名誉なことで大変光栄に存じます。この機会を頂き、会員の皆様に心より感謝申し上げます。実りある学会になるよう、全教室員一丸となって鋭意準備しております。

本学術集会のテーマは、「胆道学の未来を拓く」とさせていただきました。副題として福岡大学筑紫病院の理念である「あたたかい医療」を掲げています。内科、外科、放射線科、病理学、基礎医学の先生方が一同に会し、疾患の病態解明、新規バイオマーカーの開発、精密な画像検査や関連手技、新規治療薬、低侵襲な外科治療など胆道学の未来を拓く学術集会となることを目指しております。一方、昨今の社会情勢は、我々が提供する最新の医療に大きな期待とともに厳しい目が向けられ、患者の立場に立ったあたたかい医療が求められています。

プログラムは、本学会の魅力である、内科、外科のクロストークを重要視して、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップなど数多くの主題を企画させていただきました。また、学会の国際化を目指して一部の主題はインターナショナルセッションとしました。さらに、指導医養成講座や特別企画、コメディカルセッションなども準備しております。

10月の福岡は、とても気候が良く食べ物も美味しい季節です。会場は福岡市の中心部である天神にあり、空港からのアクセスも大変良いうえ、有名な繁華街も近くにありますので、滞在期間中は快適にお過ごしいただけることと存じます。是非とも多数の先生方に演題を応募して頂きますよう、お待ちしております。